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カンナビノイド(大麻)受容体の変調と統合失調症の病態

 

以前から、統合失調症の病態と脳内のカンナビノイド(大麻)受容体の働きについて、その関連性が指摘されてきました。

 

大麻の使用や疾患の慢性化による影響がない、最初のエピソードでの統合失調症の病態とカンナビノイド(大麻)受容体の変調について調べた研究をご紹介します。

 

In Vivo Availability of Cannabinoid 1 Receptor Levels in Patients With First-Episode Psychosis

統合失調症の初発エピソードにおける生体内カンナビノイド(大麻)受容体レベル

 

58人の大麻使用歴のない初めて発症した統合失調症患者が対象となりました。

 

脳内の様々な領域(視床・前帯状皮質・海馬・線条体など)でカンナビノイド(大麻)受容体の変調を認めました。

 

さらに、これらの正常からの逸脱の程度が、精神病症状の重症度や認知能力の低下と関連していることが分かりました。

 

現在までにも多くの神経伝達物質の受容体が、治療の目標とされてきましたが、今後は、カンナビノイド(大麻)受容体の機能を調整することでも、精神病性疾患の病態改善を図ることが期待できると考えられました。

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