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レボミルナシプランの抗うつ効果

 

うつ病の治療に使用される最近の薬剤の中でも、「レボミルナシプラン」という薬剤は、アメリカで2013年に認可され、セロトニンとノルアドレナリンという神経伝達物質の量を調整して作用するSNRIというカテゴリーに属します。

 

たくさんの薬剤がある中で抗うつ薬のそれぞれの特徴が見えづらくなっているところもあります。果たして後発のレボミルナシプランに本当の使い所があるのかという疑問に答えようとしたのが、今回ご紹介する記事です。

 

Levomilnacipran: More of the Same?

レボミルナシプラン:同じ作用のものが追加されただけなのか?

 

ランダム化対照試験等を複数集め、最終的には31の論文をまとめて結果を分析しています。

 

結果として、レボミルナシプランはまず、「大うつ病」そのものの中核的な症状に有効であることが確認されました。

 

さらに、特別な使い所として、うつ病の症状のうち、特に疲労感(fatigue symptoms)に対して他の薬剤よりも効果が高いのではないかという示唆が得られました。

 

うつ病にも様々なものがあり、気分の落ち込みや意欲低下などの中核的症状が目立つもの、不眠や食欲低下などの生理的変化が大きなもの、不安や焦燥が著しいもの等があり、それぞれの場合に使う抗うつ薬を変えたり、他の薬剤を追加するなどの工夫がなされています。

 

レボミルナシプランは「疲労感」という得意分野がある可能性が高く、(この症状だけをピンポイントで治療することは少ないと思われますが)抗うつ薬の一つのプロフィールとして把握しておきたいと考えました。

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