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妊娠中の貧血と出産児の発達障害

 

以前にビタミン剤を妊娠中に服用した場合、発達障害の発症リスクが低下したという報告をご紹介しましたが、他にも神経発達には特に鉄分が必須の要素と言われています。

 

今回は鉄分の不足した場合に最も認められやすい妊婦の貧血を指標として、妊娠中に貧血があった場合、どのように出産した児の発達に影響があるかを調べた研究をご紹介します。

 

Association of Prenatal Maternal Anemia With Neurodevelopmental Disorders

妊娠中の貧血と発達障害の関連

 

スウェーデンの研究で、299,768人の妊婦について、妊娠中の貧血の有無と出産した児の発達について調査されました。

 

結果として、妊娠30週以下の時点で認められた貧血について、発達障害の中でも主要なもの:自閉症スペクトラム障害、注意欠陥多動障害、知的障害の明らかな発症増加を認めました。

 

具体的には貧血がなかった場合に比較して、自閉症スペクトラム障害で1.44倍、ADHDで1.37倍、知的障害で2.20倍となっていました。

 

しかし、妊娠中でも30週より後の貧血の場合には、リスクに大きな差が生じておらず、妊娠初期の神経発達に対する影響の大きさが関連していると思われます。

 

特に知的障害においてはリスクに大きな差を認め、妊娠初期における血清鉄濃度や貧血の有無に関して留意する必要性を感じました。

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