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うつ・不安に関する代謝の特徴と長期リスク

◎要約:『血糖や中性脂肪の増加は、その後の不安・うつ病の発症リスク上昇と関連するかもしれない』





今回は、うつや不安に関して血液検査で分かる様々な代謝物質(血糖や脂質等)の特徴があるかを調べた研究をご紹介します。


Metabolic Profile and Long-Term Risk of Depression, Anxiety, and Stress-Related Disorders

うつ・不安・ストレス関連疾患に関する代謝物質の特徴と長期リスク


スウェーデンにおける研究で血中の代謝物質に関する研究: the Apolipoprotein-Related Mortality Risk (AMORIS) を元としており、211,200人(平均42.1歳、58.0%が男性)が対象となっています。


平均の追跡期間は21.0年で、代謝物質の血中濃度とうつや不安との関連性を調べました。


結果として、以下の内容が示されました。


・血糖、中性脂肪の増加は、その後のうつ、不安、ストレス関連疾患のリスク増加と関連していました(血糖でハザード比1.30倍、中性脂肪で1.15倍)。


・HDLコレステロールの上昇は、その後のうつ、不安、ストレス関連疾患のリスク低下と関連していました(ハザード比0.88倍)。


・うつ、不安、ストレス関連疾患の診断がある場合には、先行する20年間での血糖、中性脂肪、総コレステロールが高くなっていました。




因果関係の方向性や介在する要素は不明ですが、精神疾患のリスクが高い兆候の一つとして血液データに注意を払う必要性を感じさせる内容でした。

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