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ウォルマートでメンタルクリニックがオープン


昔に比べると精神科・心療内科のハードルがだいぶ低くなったようには感じます。

しかし、まだまだ「受診するのに勇気が要りました」という話も聞きますし、どんなときに受診が必要で、そこでどんな医療が提供されるのかイメージしにくいのが実情だと思います。

先月末、アメリカのスーパーマーケット大手であるウォルマート内で、メンタルクリニックがオープンしたというニュースがありました。

アメリカでも、日本と同様に精神医療施設の立地、診察時間、情報不足や偏見などから受診しにくいという問題意識があるようです。

特に今回メンタルクリニックがオープンしたテキサス州では実際に精神医療が必要な場合の35%しか必要性を満たせていないというデータがあり、アクセスを改善することでこのような状態を改善できないかという動機がありました。

このクリニックをオープンしたのは他にも医療施設を30年以上運営してきた民間会社Beacon Care Servicesです。

民間の会社ですので、利益を重視した運営がなされるのは当然と思われます。会社のホームページには「わが社の医師は共感的、人情味があり、情熱をもって患者様のケアにあたります」という旨の良いイメージに溢れていて、部分的にでもこの通りなら良いと思いました。

今後、必要な方にメンタルヘルスの恩恵が届くような敷居の低さが実現された上で、精神医療の質の確保がなされると有難いと思いました。

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