2世代で比べた出産前のうつ
- もりさわメンタルクリニック

- 2024年5月29日
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◎要約:『出産前のうつ症状について、前の世代よりも現在に近い世代の方が増加している可能性がある』

今回は、出産前のうつの有病率が2つの世代でどのように変化しているのかを調べた研究をご紹介します。
Prevalence of Prenatal Depression Symptoms Among 2 Generations of Pregnant MothersThe Avon Longitudinal Study of Parents and Children
2世代の妊娠女性における出産前うつ症状の有病率
母親と娘に相当する2つの世代の妊娠女性(1. 1990~1992年が2,390人、2. 2012~2016年が180人、19~24歳)が対象となりました。
2つの世代に関して、出産前のうつ症状を調べています。
結果として、以下の内容が示されました。
・上記1. の世代では、うつ症状の尺度が高いのが17%であり、2. の世代では25%でした。
・随伴する様々な要素(“交絡因子”と呼ばれるもの)である年齢、教育、喫煙、体格などは、結果に影響を与えていませんでした。
・母親のうつ症状は、娘のうつ症状の出現に関連を示していました。
産後うつという言葉がありますが、実際には出産前からうつ症状が存在することを多く経験します。現在に近い世代の結果では2割を超えるとなっており、出産前からのうつ症状に注意する必要性を感じました。




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