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ADHDと統合失調症の関連

◎要約:『ADHDに他の精神科合併症を伴う場合には、統合失調症のリスクが特に高い可能性がある』



自閉スペクトラム症と統合失調症など、発達障害関連の病態と統合失調との関連が指摘されてきました。


今回は、若年におけるADHD+精神科合併症と統合失調症との関連について調べた研究をご紹介します。


Psychiatric Comorbidities and Schizophrenia in Youths With Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder

若年ADHDにおける精神科合併症と統合失調症の関連


新たにADHDと診断された211,705人(74.3%が男性、5~9歳が最も多い年齢層)が対象となりました。


ADHDに精神科合併症を伴う場合と、伴わない場合とで、統合失調症のリスクを比べています。


結果として、以下の内容が示されました。


・ADHDに精神科合併症を伴う場合には、伴わない場合と比較して統合失調症のリスクが高くなっていました(ハザード比2.14倍)。


・精神科合併症の数が多くなるにつれて、統合失調症のリスクは増大していました。


・精神科合併症のないADHDのうち、73.8%の人は統合失調症と診断される前に、精神科合併症の出現を経験していました。




原疾患に様々な症状への広がりが生じた時にはADHDに限らず、病態の移行に関する注意が必要であると思われました。

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