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気分障害と運転免許

◎要約:『アメリカの若年者では気分障害がある場合の方が、免許の取得率が低く、事故などの運転上の支障が多いかもしれない』





注意欠如多動症(ADHD)では運転のリスクが上昇する等、精神疾患によっては自動車運転のリスクが指摘されることがあります。


今回は、気分障害のある若年者で免許の取得率と事故など、運転の経過について調べた研究をご紹介します。


Driver’s Licensure and Driving Outcomes Among Youths With Mood Disorders

気分障害のある若年者における運転免許と運転の経過


アメリカのニュージャージー州に住む1987~2000年に生まれた若年者86,173人(平均22.8歳、女性49.8%)が対象となりました。


気分障害の有無による免許の取得率や事故の割合を調べています。


結果として、以下のような内容が示されました。


・免許取得可能年齢(17歳)から2年の経過で、気分障害があると30%免許の取得が少なくなっていました。


・同様に、気分障害があると事故の発生する張り合いがおよそ20%多くなっていました。その他、交通違反は25%、免許停止95%増加していました。




直接的な因果関係は不明ですが、気分障害による注意力や判断力への影響について、状態に注意する必要性を感じる内容でした。

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