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金属元素の代謝変化とASD/ADHDの鑑別


ASD(自閉症スペクトラム障害)とADHD(注意欠陥多動性障害)では、発達早期においては類似の傾向を認め、神経発達上の共通の原因があると言われます。


今回は、発達早期の歯をサンプルとして金属の代謝を調べることにより、ADHDとASDを見分けることができるか調べた研究をご紹介します。


金属代謝の特徴によってADHDとASDを見分ける


スウェーデンにおける双子の研究を元にしており、30組の双子、1組の三つ子、双子のうちの片方の参加を合わせて74人の参加者がありました。


歯の表面にレーザーを当てることにより微量元素の代謝についての資料を得る方法を行っています。


ADHDではコバルト、鉛、バナジウムの代謝について、“ディタミニズム”と“エントロピー”と呼ばれる尺度で低下を認めており、これらを参考にするとかなり正確にADHDをASDから見分けることができるようです。


行動面での特徴の違いがはっきりしない段階でも実施可能であり、今後、技術としての確立が期待される方法だと思いました。

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