どれくらい眠るのが適正か?(循環器系イベントの観点から)


睡眠障害の治療をしていると、しばしば「どれくらい眠れたら良いですか?」と質問されます。


人によって、適正な睡眠時間は異なり、明確な睡眠量を時間で区切ることは困難なので、昼間の活動に支障が出ない程度……という回答になってしまいます。


しかし、目安だけでも時間ではっきり知りたい気持ちがあるのも当然であると思います。


今回は突然死や心臓・血管系の発作のリスクからみた適正な睡眠時間、昼寝の時間について調べた研究をご紹介します。


Association of estimated sleep duration and naps with mortality and cardiovascular events: a study of 116 632 people from 21 countries

睡眠と昼寝の量と突然死・心血管系イベントとの関連


複数の地域から集めた116,632人分のデータが分析の対象となりました。


平均7.8年の観察期間中に、4,381人が死亡し、4,365人が心血管系のイベント(発作)を経験しました。


結果として、睡眠時間として6~8時間が、突然死や心血管イベントの観点からは適正と思われる結果でした。


昼寝に関しては、全体の睡眠が6時間以下の場合は、影響が少ないのですが、それ以上でさらに昼寝をすると、突然死や心血管イベントが増加していました。


つまり、今回の研究からは、睡眠は6~8時間がちょうど良く、それ以上でも以下で心血管系の発作や突然死を増やしてしまうということが言えそうでした。

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