双極性障害とパーソナリティ障害を見分けるアプリ


気分変動の大きさや周囲の巻き込み等、双極性障害とパーソナリティ障害では似た要素があり、診断に苦慮することがあります。


今回は、かなり以前の論文(2018年)ですが、このような見分けを日々の気分チェックから行えるアプリケーションソフトの研究をご紹介します。


A signature-based machine learning model for distinguishing bipolar disorder and borderline personality disorder

双極性障害とパーソナリティ障害の機械学習による鑑別


双極性障害48人、パーソナリティ障害31人、比較対照としての健常者51人の合計130人が研究の対象となりました。


毎日の気分を1年間調べ、機械学習による分析を行うことで個人の特徴を把握し、精神疾患の鑑別と、その後の気分を予測しました。


結果として、以下の内容が示されました。

①75%の確率で正しい診断が得られました(従来の方法では54%)。

②気分の変化は健常者では89~98%、双極性障害では82~90%、パーソナリティ障害では70~78%で正しく予想できていました。


つまり、長期の気分変化を機械学習(マシン・ラーニング)を応用して分析することで、以前よりも正確に疾患の区別がつくことが分かりました。


診断について「これから1年間結果が出るまで待ってください」とは言い難いですが、従来の気分の変動を記憶を頼りに振り返ってもらう方法よりは正確であると思われました。


#双極性感情障害 #パーソナリティ障害

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