抗うつ薬(SSRI)使用と糖尿病との関連


向精神薬の中には、代謝に影響するものもあり、糖尿病の場合には使用できないもの(オランザピンやクエチアピン等)も存在します。


上記のような禁忌ではありませんが、成人について抗うつ薬(SSRI)の使用と2型糖尿病との関連が以前から指摘されています。


今回は、子どもや若年者について、抗うつ薬(SSRI)と2型糖尿病の関連について調べた研究をご紹介します。


Association of Selective Serotonin Reuptake Inhibitors With the Risk of Type 2 Diabetes in Children and Adolescents

子どもや若者における選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)と2型糖尿病発症のリスク


公的・私的保険データから100万人以上(58.3%が女性、平均15.1歳)を対象として行われた調査です。


少なくとも2回、SSRIが処方された場合を処方ありと考えて、2型糖尿病との関連を調べました。


結果として、公的保険のデータでSSRIの処方があった場合には2型糖尿病のリスクが13%上昇していました。


感覚は様々かもしれませんが、このリスク上昇はあまり臨床的に大きな差とは言えず、例えば表し方を変えると1515人をSSRIで治療した時に始めて害が生じるということになります。


小児領域でもSSRIを使用して生活が大きく改善する場合があり、患者さんにとってのリスクと利益を慎重に検討して処方するべきであると思われました。


#うつ病 #糖尿病

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