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神経接続を考慮したiTBSとrTMSの比較

◎要約『神経接続を考慮したiTBSは、治療抵抗性うつ病に対して通常のrTMSと同等の効果を認める』


磁気を用いて脳を刺激する方法には、rTMS(反復経頭蓋磁気刺激)とiTBS(間欠的シーターバースト刺激法)といった刺激方法があります。


今回は、治療抵抗性のうつ病に対して、特に神経接続を考慮した位置でiTBSを行い、通常のrTMSとの効果比較を行った研究をご紹介します。


Connectivity-guided intermittent theta burst versus repetitive transcranial magnetic stimulation for treatment-resistant depression: a randomized controlled trial

治療抵抗性うつ病に対する神経接続を考慮したiTBSと通常のrTMSの比較


薬剤の効果が不十分な治療抵抗性のうつ病に対して、iTBS(128人)とrTMS(127人)のグループに分けて、効果を比較しました。


部位の選定はMRIを用いており、特にiTBSではうつ病で低下すると言われる島皮質( right anterior insula)と左背外側前頭前皮質( left dorsolateral prefrontal cortex)の神経接続を考慮した部位を選んでいます。


結果として、以下の内容が示されました。


・両方の刺激方法で26週間にわたって継続的にうつ症状の減少を認めました。


・iTBSとrTMSで、明らかな効果の違いを認めませんでした。


・2例で重篤な副作用(躁状態、精神病状態)を認めました。



(当院ではrTMSのみしか行っておらず、直接感想をお伺いしたわけではないのですが)iTBSは実施時間が短く、セッション毎の負担も少ないと思われます。今後は、iTBSの方が主流となっていく可能性も感じる内容でした。

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