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胎児性アルコール症候群の脳体積

◎要約:『胎児性アルコール・スペクトラム障害では、脳体積の低下を認めるが、年齢による変化は健常者と同様の経過を辿るのかもしれない』





母親が妊娠中にアルコールを摂取することで生じる胎児性アルコール症候群(FAS)では、低出生体重や小頭症などの顔面の特徴、認知障害等が認められることが知られています。


今回はFASや形成上の影響は生じていないFAE: fetal alcohol effectsで青年期から中年期にかけて脳体積がどのように変化するのかを調べた研究をご紹介します。


Brain Volume in Fetal Alcohol Spectrum Disorders Over a 20-Year Span

胎児性アルコール・スペクトラム障害における20年以上の経過で見る脳の体積


FAD、FAE、健常対照群を含めて66人について、1回目のMRI(平均22.9歳)から2回目(平均44.7歳)にかけての脳体積変化を調べています。


結果として、以下の内容が示されました。


・FAD、FAEでは健常対照群よりも、2つの時点で同様の脳体積低下を認めていました。


・FAD、FAEともに脳体積変化は健常対照群と同様の経過(皮質における白質増加と灰白質減少等)を辿っていました。




当初から続く脳体積の低下を認めるものの、その後脳萎縮が急速に進行するなどの明らかな違いはないという結果でした。

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