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行動範囲の狭さと認知能力低下

◎要約:『行動範囲を指標の低下と神経変性疾患に由来する認知症発症のリスクは関連しているかもしれない』





しばしば活動性の低下と認知症との関連が指摘され、予防のためにも活動性の維持が重要であると言われています。


今回は、行動範囲と神経変性疾患による認知能力低下との関連を調べた研究をご紹介します。


Constricting Life Space and Likelihood of Neurodegenerative Disease in Community-Dwelling Older Men

生活空間の制限と神経変性疾患の可能性


研究開始時で神経変性疾患がない1684人の男性(平均77.1歳)が対象となりました。


7年間の経過で行動範囲と認知能力(MMSEの修正版とトレイルメイキングテストを使用)との関連を調べています。


結果として、以下の内容が示されました。


・行動範囲の尺度(Alabama at Birmingham Life Space Assessment)を用いて、平均-9.9の変化がありました。


・1標準偏差に相当する行動範囲の低下があると、神経変性疾患に由来する認知症発症のリスクが1.59倍(オッズ比)となっていました。


・1標準偏差の行動範囲低下でトレイルメイキング(B)で20.6秒の増加、今回用いた修正版のMMSEで1.2ポイントの低下を認めました。



発症のしくみとしては遺伝的要素や他の生活様式など様々な側面がありますが、今回測定されたような行動範囲の減少も、リスクに貢献する要素であると思われました。


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