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マインドフルネスのアプリでタバコを減らす


タバコが健康に悪いことは明らかなのに、どうしてもやめることができない……その依存性と闘うために、マインドフルネス(「今、この瞬間」に注意を向ける心理療法と説明され、瞑想がなどの方法が用いられます)を基礎にした禁煙アプリが役に立つかもしれません。

ランダム化対照試験で、アプリを用いたマインドフルネスが喫煙刺激に対する反応を減らし、喫煙が減少することを示した

アメリカの研究で、33人のアプリを用いたマインドフルネスを行ったグループと34人の他の方法(アクティブ・コントロール)を行ったグループを治療開始から1か月間、比較しました。

通常、喫煙欲求を刺激されると後帯状回と言われる脳の部位が活性化しますが、これがこのアプリを使った場合には抑制され、実際に喫煙量が減少したとのことです。

今までにも依存症にマインドフルネスの効果があることを示した研究はありますが、このように脳の特定部位の反応が変化し、それが臨床的な結果に結びついていることを実証した研究は初めてであるといいます。

マインドフルネスは多くの精神・身体疾患に対する効果が実証されている心理療法ですが、その脳内での具体的なしくみが分かることにより、(今回示された後帯状回という依存性のセンターが関与する疾患などに)さらに応用範囲が広がる可能性が考えられました。


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