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小児の肥満治療が精神状態に及ぼす影響


小児・思春期の肥満やダイエットは、不安やうつのリスクとなることが知られています。

今回は、専門的な食事療法が、ダイエットと同じように、不安やうつのリスク要因となり得るのかを調べた分析結果をご説明します。

小児の食事療法を含む肥満治療とうつ・不安との関連

3702人の参加者(5.6~16.6歳)を含む44の研究結果が分析されました。

結果として、専門的な肥満治療は、個人が行うダイエットとは異なり、うつや不安を軽減させていました。また、その後の経過をみている11の研究では6~16ヶ月の観察期間で、うつや不安の軽減は維持されていました。

さらに肥満治療の期間との相関について、肥満治療の期間が長期であるほど、不安の軽減が大きくなっていました。

上記のように、専門的な肥満治療は、ダイエット一般のうつを引き起こすイメージとは異なり、むしろ不安やうつを軽減し、良い精神状態を維持する効果があるようです。

よって、体重を減らすこと自体が問題ではなく、その過程にポイントがあると考えられます。

肥満を解消する場合には適切な方法で、専門的に推奨されている範囲で行うべきであると思われました。

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