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6時間以下の睡眠は長期的な認知症のリスクを上昇させる


不眠が認知症の前兆として指摘されてきましたが、睡眠時間の短縮が原因として認知症発症に関与するのかは定かでありません。


今回は、50代、60代の睡眠時間短縮が、長期的に認知症リスクに影響をもたらすのか調べた研究をご紹介します。


中年や高齢期における睡眠時間と認知症発症との関連


7,959人の睡眠時間に関するデータが分析の対象となりました。


25年の経過観察期間中に521人が認知症と診断されました。


結果として、50代の調査で睡眠時間が6時間以下だと7時間睡眠の場合と比較して1.22倍、同様に60代で1.37倍、70代だと1.24倍、認知症のリスクが上昇することが示されました。


つまり、“中年期から睡眠が6時間以下だと30%くらい認知症になりやすくなる”と言えそうです。


不眠は、認知症の兆候としてだけではなく、認知症に影響する要因の一つとして注目する必要があるかもしれません。

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