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コーヒーを多く飲むと認知症のリスクが上がるのか?


嗜好や眠気覚ましの目的でコーヒーを多く飲用される方は多いと思います。


1日に6杯より多くコーヒーを飲まれる方には少し気になるデータが発表されています。


多くのコーヒー消費と脳体積、認知症と脳卒中のリスク


イギリスの大規模なデータ UK Biobankを元にした研究で、37~73歳の398,646人(MRIを受けた17,702人を含む)が研究の対象となりました。


結果として、以下の内容が示されました。

①習慣的にコーヒーを飲む人では、時間経過とともに進行する脳の体積減少(全体・灰白質・白質・海馬)が大きくなっていました。

②コーヒー引用の有無で脳血管障害の所見に変化はありませんでした。

③コーヒーを6杯/日より多く飲む人は、もっと少量飲む人(1~2杯/日)に比較して、(現象の起こりやすさの目安:オッズ比の計算で)53%認知症のになる人が多くなっていました。


つまり、“コーヒーを多く飲む人では、長年の経過で認知症になることが少し増えるかもしれない”と言えそうです。


大きな差と言えるかは解釈にもよるとは思われますが、認知能力低下に関連する何らかの脳への影響はありそうです。

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