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パンデミック期間中に若者の薬物使用が大きく減少した


先日はCOVID-19感染によるパンデミック期間(特にロックダウンが行われた期間)にアルコールの使用量が増し、肝疾患が増加に影響していることをお伝えしました。


しかし、パンデミックの物質使用に関する影響は年代によって異なるようです。


2021年のCOVID-19によるパンデミック期間中に若者の薬物使用が明らかに減少した



アメリカの教育課程における第8学年(13~14歳)、10学年(15~16歳)、12学年(17~18歳)の生徒たち32,260人が対象となりました。


年度ごとに行われる自己記入式のアンケートに基づく調査において、以下の内容が示されました。

①マリファナを除く非合法薬物の使用は、2020年から2021年で、第8学年で5.4%、10学年で11.7%、12学年で4.8%の減少となっていました。

②アルコールについては、2020年から2021年で、第8学年でだいたい不変、10学年で12%(41→29%)、12学年で8%(55→47%)の減少となっていました。


つまり、“これまで増加傾向にあった思春期の薬物使用が、2021年になって急に減少に転じている”と言えそうです。


成人以降の年代では、パンデミックの精神面での影響が物質使用の増加につながることが指摘されていますが、思春期の年代では行動制限等の実質的な活動の低下がより大きく反映されるのかもしれません。

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