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ヨガによるうつ症状の改善について


認知行動療法やマインドフルネス等、うつ症状に有効とされている非薬物療法があります。


定期的な有酸素運動等の運動も不安等の症状を軽減・予防することが知られています。


今回は一般的なヨガ(Movement-based yoga )がどのくらいうつ症状に有効か調べた研究(システマティック・レビュー/メタ・アナリシス)をご紹介します。

うつ症状に対するヨガの効果について


1,080人の参加者を含む19の論文について系統的な査読が行われ、13の研究について統合的操作が行われました。


参加者が罹患している疾患には、うつ症状を呈する様々な疾患(うつ病、心的外傷後ストレス障害、統合失調症、不安障害、アルコール依存、双極性障害)が含まれていました。


以下のような内容が示されました。

①ヨガの方が通常の治療や注意制御による治療よりもうつ症状の緩和において優れていました。

②ヨガ1回の時間の長さよりも、週に何回行うかといった頻度のほうが、改善と関連していました。


つまり、ヨガを週に何回も行うと通常の治療よりも大きな効果を上げる可能性が高くなるようです。


何らかの運動を行う方が良いと分かっていても、身体的負荷を考えると始めにくいかもしれませんが、ヨガであれば様々なレベルの設定があり、スポーツクラブなどでの講座も多くなっているため(あるいは動画を見ながら等)、スタートしやすいかもしれません。


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