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子ども時代の運動と中年期の認知機能


中年期や高齢期の運動が認知症の予防に効果的であることが指摘されてきました。


今回は、子ども時代の運動が中年期の認知機能にどのような影響を与えるのか調べた研究をご紹介します。


子ども時代の運動・体型と中年期の認知機能


当初、1985年に7~15歳の対象者で運動や体型について調べ、2017年と2019年に中年期の認知機能を調べました(対象者1,244人 平均44.4人)。


運動については、心肺機能重視、筋力、筋持久力重視のエクササイズ、認知機能については、全体的な認知と精神運動速度-注意機能、学習-ワーキングメモリを含んでいます。


結果として、子ども時代に運動が少なく、腹囲-臀部周囲の比が大きい場合には、中年期の全般的認知機能と精神運動-注意機能が低くなっていました(学習-ワーキングメモリについては有意差なし)。


つまり、“子ども時代に多くの運動をしており、腹囲の小さい体型であった場合には、中年期に認知機能が高い傾向がある”と言えそうです。


影響する要因の調整が難しいと思われますが、介在する要素を含めての何らかの影響があるのかもしれません。

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