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犬と接することで子どもの精神状態が改善する


以前に自閉症の子どもで動物と接することが精神状態の改善につながることをお伝えしました。


今回は、特に子どもの不安等に対して、犬と接することがどのような影響を与えるのか調べた研究をご紹介します。


子どもにおける犬との相互作用による感情・不安・覚醒への効果


10~13歳(平均12.01歳)の78人(55.1%女性)が研究の対象となりました。


犬との自由な交流を行うグループと他のグループで、不安に関する症状尺度や(ストレスの指標として用いられる)唾液中のコルチゾール等を図りました。


結果として、以下のことが示されました。

①犬との交流を行ったグループではポジティブな感情の尺度が高く、不安に関する尺度が低くなっていました。

②唾液中のコルチゾールに関しては明らかな違いを認めませんでした。


つまり、“犬と短時間遊ぶような構造化されていない交流で、感情面での安定や不安の軽減をもたらす可能性がある”と言えそうです。


一般的にも確かめられている現象かもしれませんが、子どもの精神状態改善にペットとの交流は短時間でも有効であることが示されていました。

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