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犬によるPTSDのケアを認める法律について


これまでにPTSDやうつ等に対して、サービス・ドッグ(精神的ケアを提供するために訓練された犬)が有益であることが示されてきました。


今回(2021年8月25日)アメリカのバイデン大統領が、犬によるPTSDのケアを促進するプログラムに関する法律(H.R.1448 )にサインを行いました。


障害を負った退役者の治療を援助する犬に関する法律


近年、PTSDに罹患した退役軍人の自殺が問題となってきました(2014年の統計では、約40%の退役軍人がPTSDや物質使用障害等の精神疾患に罹患し、毎日平均20人が自死していました)。このような事態の中、治療の一つとして犬によるケアが注目されてきました。


長年、犬と患者とのペアを支援してきた団体の働きかけにより、今回やっとそのようなケアの試みが法的に支持されたことになります。


日々の臨床においても、うつ病に罹患された方にとって、生き物との絆が大きな支えとなることが経験されます。


今後、このような試みが広く認められ、日本でも薬物以外の選択肢ができることが期待されました。

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