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運動や余暇の活動は認知能力低下を予防する


昨日は、どのような人生のどのような要素が認知能力に影響を与えるのかについてお伝えしました。


今回は、中年期の運動や余暇が、10年、20年後の認知能力にどのような影響を与えるのかを調べた研究をご紹介します。


Does active leisure protect cognition? Evidence from a national birth cohort

活動的な余暇は認知能力保持に役立つか?


イギリスの発達と健康に関する全国的な調査(the MRC National Survey of Health and Development )を元にしており、1946年に生まれた1,919人の男女が研究の対象となりました。


36歳時の運動や余暇の過ごし方が、43歳や53歳時の認知能力にどのような影響を与えているのかを調べました。


結果として、以下の内容が示されました。


・運動も活動的な余暇も、43歳の記憶力に良い影響を与えていました。


・運動は、43歳から53歳での認知能力低下を遅くしていました(活動的な余暇は影響を与えていませんでした)。


・上記のような関連は性別、教育、職業、若年時の知能、持続的疾病、精神疾患の有無の影響を受けず、独立した要因として関連していました。


要約:『中年期の運動習慣や活動的な余暇は、10年、20年後の認知能力にポジティブな影響を与える可能性が高い』


長期的にみて、運動の習慣を維持することや、余暇を活動的に過ごすことが、他の条件に関わらず、認知能力を保つために重要であると考えられました。



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