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うつ病に対するゲノム薬理学治療




うつ病に対して抗うつ薬が処方された場合、約半数では最初の抗うつ薬が有効ではなく、副作用の生じる割合も3割近くに及ぶとされています。


今回は、遺伝的な情報もあわせて使用したゲノム薬理学に沿って治療を行うと、どのように治療の経過が変化するのかをシミュレーションした研究をご紹介します。


Cost-effectiveness of pharmacogenomic-guided treatment for major depression

うつ病に対するゲノム薬理学的治療


カナダにおける研究で、シミュレーションの対象となったのは2015~2020年の194,149人(40種の抗うつ薬を含む)のデータです。


血液、唾液、頬内側から採取された、薬剤の代謝や副作用に関する遺伝学的なデータや診断、治療経過を参考にして、治療選択のモデルを作成しています。


結果として、以下の内容が示されました。


・今回作成されたモデルを採用すると、治療の寛解率が上昇し、中断率が減少することで、治療抵抗性となる割合が37%減少することが予想されました。


・患者一人当たりのコストが$4926CAD(日本円で50万程度)削減されると考えられました。


・主観的な状態では15%「良い」状態の時間が増え、再発や治療抵抗性に伴う抑うつ状態の時間が18%減少すると推定されました。


要約:『ゲノム薬理学の知識を応用した治療選択のモデルでは、治療抵抗性の出現を減少させることができるかもしれない』


比較的入手が容易な遺伝的データから、治療選択に役立つ情報が入手できる可能性が考えられました。



もりさわメンタルクリニック:https://www.morisawa-mental-clinic.com/ 

rTMS治療:

YouTubeチャンネル(オンライン講座):https://www.youtube.com/channel/UCd8RS50q_Ol_x82AL9hhziQ 

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