うつ症状に対するエスメサドンの効果と安全性


うつ症状に対する薬剤としてオピオイド系の鎮痛薬であるエスメサドンの効果が期待されています。


今回は、うつ症状に対する即効性が期待されるこの薬剤の効果と副作用について調べた研究をご紹介します。


REL-1017 (Esmethadone) as Adjunctive Treatment in Patients With Major Depressive Disorder: A Phase 2a Randomized Double-Blind Trial

REL-1017(エスメサドン)の大うつ病補助療法としての効果


複数施設から募集されたうつ病患者62人を3つのグループ(メサドン25mg、メサドン50mg、偽薬)に分けました。


メサドンを7日間投与し、安全性と効果について確認しました。


結果として、以下の内容が示されました。

①うつ症状の改善が4日めから現れ、経過観察の14日目(最終投与後7日)でも効果が続いていました(効果量0.7~1.0 大きい効果)。

②懸念されていた解離症状や精神病的体験の副作用もありませんでした。


つまり、“エスメサドンは短期間で大きなうつ症状の改善を示すことが多く、副作用は少ない”と言えそうです。


小規模の試験ではありますが、即効性で効果が大きく、(薬剤の性質上、使用には慎重を要しますが)今後の結果が期待される結果であると思われました。

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