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リスデキサンフェタミンによるADHDの認知遅延に対する効果


子どものADHDに使われることのある中枢刺激性のある薬剤として、リスデキサンフェタミン(ビバンセ)があります。


今回は、リスデキサンフェタミンのADHDに認める認知遅延(理解のテンポの遅さ)に対する効果を調べた研究をご紹介します。


A Placebo-Controlled Trial of Lisdexamfetamine in the Treatment of Comorbid Sluggish Cognitive Tempo and Adult ADHD

認知遅延と大人のADHDに関する、リスデキサンフェタミンの偽薬を対照とした試験


クロスオーバー試験という方法を採用した研究で、ADHDに罹患した38人の成人が研究の対象となりました。


ランダムに振り分けたグループの一方がリスデキサンフェタミンを服用し、次の期間で偽薬のグループと交代(クロスオーバー)して、両方のグループで偽薬との比較を行いました。


結果として以下の内容が示されました。