中年期女性における摂食障害の頻度について


摂食障害について、ダイエットとの関連で限定的に理解され、思春期の障害であるという印象があるかもしれません。


しかし、臨床的な経験では、様々な背景で生じ、広い年代で認める障害であることが認識されます。


今回は、中年期における摂食障害の頻度と危険因子について調べた研究をご紹介します。


Lifetime and 12-month prevalence of eating disorders amongst women in mid-life: a population-based study of diagnoses and risk factors

摂食障害に関する(中年期までの)生涯有病率と年間有病率


40代、50代の中年期の女性5542人が参加者となりました。


これまでに摂食障害の状態を経験したのは15.3%、年間での有病率は3.6%となっていました。


危険因子については、幼少期の性的虐待が「過食嘔吐」と関連していました。


また、“行動の統制が自分以外に存在すると考える傾向(external locus of control)”が「過食」と関連していました。


また、乳児期の良質なケアが過食に対して予防的な要素となっていました。


全体として、摂食障害は中年期でも比較的多い病態であり、幼少期の経験と関連していることが示唆されていました。


#摂食障害

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