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摂食障害と双極性障害の型による共通点


摂食障害では、うつ病(状態)や躁うつ(双極性感情障害)等を合併しやすいことが知られています。


今回は、摂食障害と双極性障害の型(1型や2型 ※通常ローマ数字が使われます)との関連について調べた研究をご紹介します。


Crossed clinical features between eating disorders and types of bipolar disorder: Results from the FondaMental Advanced Centers of Expertise - Bipolar Disorder cohort

摂食障害と双極性障害の型による共通点


双極性障害を伴う2,929人が対象となりました。


摂食障害について問診を行い、双極性障害の型やその他の要因との関連を調べました。


結果として、以下の内容が示されました。


・摂食障害を伴っていたのは478人(16.4%)で、1型よりも2型で多く認められました(1型で12.4%、2型で20.6%)。


・双極性障害の型によって、摂食障害の種類(神経性無食欲症、過食症、むちゃ食い障害)に明らかな違いはありませんでした。


・むちゃ食い障害を伴う双極性障害では子ども時代のトラウマ、神経性無食欲症を伴う双極性障害では過去の自殺企図が多くなっていました。


要約:『双極性障害には摂食障害を伴うことあり、特に2型で頻度は高くなる』


大きな気分変動を繰り返している場合には、体重の変化にも注意し、摂食障害の可能性について検討することも重要であると思われました。



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