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睡眠パターンと統合失調症との関連


統合失調症では様々な形式の睡眠障害が認められますが、睡眠障害や傾向との因果関係は明らかではありません。


今回は、睡眠傾向と統合失調症(のリスクとなる遺伝子型)との関連を、メンデルランダム化と呼ばれる手法と双方向の検討で調べた研究をご紹介します。


睡眠の特徴と統合失調症のリスク: 2つの集団で調べた双方向メンデルランダム化


非常に大まかな説明ですが、調べたい傾向や要素と関連する遺伝子のバリエーションに関するランダム化を行い、RCTで行うような因果関係の推定を行う手法をメンデルランダム化と言います。


今回は、睡眠特徴と統合失調症について、双方向にメンデルランダム化による分析を行い、両者に因果関係があるかを調べました。


結果として、以下の内容が示されました。

①早朝で覚醒度が高い傾向は統合失調症の割合を低下させ、逆に統合失調症は早朝で覚醒度が高い傾向の割合を低下させていました。

②長い睡眠時間や昼寝の傾向は統合失調症の割合を増加させ、逆に統合失調症(に関連する遺伝子型)は長い睡眠時間や昼寝の傾向の割合を増加させていました。


つまり、“睡眠の特徴が、統合失調症(または統合失調症に関連する要素)と影響しあっている可能性が推定された”ということです。


これを持って、長時間の睡眠や昼寝が統合失調症の原因の一つであるという推測は不可能と思われますが、少なくとも関連する要素を介しての因果関係があるのかもしれません。



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