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社会性の支援による子どもの機能改善について


自閉症スペクトラム障害等を含む子どもの精神的問題(傾向)では、社会性の低下が生活上の大きな支障となることがあり、心理や行動上の介入が行われることがあります。


今回は、非薬物的な社会性に関する介入が、どれくらい効果をもたらすのか、具体的な内容を絞らずに全般的に捉えた研究(メタアナリシス)をご紹介します。


社会性低下のある子どもに対する行動上の介入


4~17歳の社会性低下のある子どもに関する31の研究(2,131人、平均10.8歳)が分析の対象となりました。


障害ごとの研究の数としては、自閉症スペクトラム23、ADHD4、社会性の障害を伴うその他の状態4が含まれていました。


これらを分析した結果として、以下の内容が示されました。

①社会性に関する行動上の介入を行った場合には、何もしなかった場合や通常のケアのみの場合と比較して、明らかに社会性の障害が軽減していました。(平均の違いを示すヘッジのg=0.61)

②自閉症スペクトラム等の発達障害があっても、改善の傾向は明らかでした。


つまり、“発達障害があっても、社会性の低下に対する行動上の介入は有効で、介入を行わなかった場合との差は明らかである”と言えそうです。


手法や技術のあり方によって、効果に差異があると思われますが、入手可能なサービスの中から何らかの行動上の介入を選択するほうが、社会性の改善に望ましいと思われました。

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