“精神病”発症後は死亡率が急上昇する




今回は、統合失調症などの“精神病”の発症後、全体的な死亡が増える傾向について調べた研究をご紹介します。


Twelve-Month Health Care Use and Mortality in Commercially Insured Young People With Incident Psychosis in the United States

アメリカにおける精神病発症後の医療(援助)利用状況と死亡率


アメリカにおける研究で2008~2009年に、“精神病”と初めて診断された後の死亡率を調べています。


結果として以下の内容が示されました。

①“精神病”の診断後12ヶ月の死亡率は少なく見積もって10万人あたり1968人で、これは一般人口の24倍にあたります。

②“精神病”の診断後でも援助を利用した割合は低く、61%は抗精神病薬の処方を受けておらず、41%は個人的心理療法を利用していませんでした。


つまり、“精神病の発症後は大きく死亡率が上昇するものの、(癌などの身体的な病気のように)多くの人が医療などの援助を受ける方向にはなっていない”と言えそうです。


病気自体の性質と、援助が行き渡らない様々な要因が関与した結果であるとは思われますが、少なくとも診断後の援助の開始・継続に留意するべきであると考えました。

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