緑地が非常に少ないと統合失調症のリスクが上昇する

更新日:4月7日


都市部では精神病性疾患のリスクが上昇することが指摘されてきました。


今回は、都市部の中でも特に緑地が少ない場合には、統合失調症のリスクがどのような影響を受けるのか調べた研究をご紹介します。


Green Space and the Incidence of Schizophrenia in Toronto, Canada

カナダのトロントにおける緑地と統合失調症の発症率


カナダのトロントに居住する14~40歳の約65万人が研究の対象となりました。


住民が居住している地域の公園などの緑地面積を計算して求め、統合失調症の発症率との関連を調べました。


10年間で約4800人が統合失調症を発症しました。


結果として、緑地が一番少ない地域に住む住民では、緑地が多い地域に住む住民に比較して、(社会経済的な要素を調整した後でも)24%統合失調症の発症率が高くなっていました。


つまり、“都市部の中でも特に緑地が少ない地域に住むことで、(収入などの社会経済的な要素とは関係なく)わずかに統合失調症になる可能性が上昇するかもしれない”と言えそうです。


空気汚染などの要素が関連しているのかもしれませんが、現在のところこのような発症率の違いをもたらす原因は不明となっていて、今後の研究が期待される内容でした。

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