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胎生期の超音波検査所見が自閉症スペクトラム障害の発症と関連する


自閉症スペクトラム障害については、遺伝的要因が大きいことが示唆されていますが、出生前の身体的所見との関連についてはよく分かっていません。


今回は超音波検査で分かる身体的所見と自閉症スペクトラム障害の関連について調べた研究をご紹介します。


Association between ultrasonography foetal anomalies and autism spectrum disorder

胎児の超音波所見と自閉症スペクトラム障害との関連


自閉症スペクトラム障害の児229人と、その兄弟姉妹で自閉症スペクトラム障害ではない児201人、定型発達の年齢をマッチさせた児229人が研究の対象となりました。


上記の対象者について、胎生期の超音波所見における異常に注目して、後向き(過去を振り返る)ケースコントロール研究と呼ばれる研究手法での比較を行いました。


結果として、以下のことが示されました。