慢性的ストレスによる精神状態への影響は大きく、高度の不安や抑うつを伴う適応障害を引き起こすことが知られています。
今回は、慢性的なストレスについて、髪の毛のコルチゾールによって数値的に把握可能かもしれないという内容の研究(2022年)をご紹介します。
Perceived stress and hair cortisol concentration in a study of Mexican and Icelandic women
ストレス負荷と毛髪中のコルチゾール濃度
メキシコ881人とアイスランド398人のコホート(研究対象となる集団)について調べた研究です。
ストレスに関する指標(Perceived Stress Scale)と毛髪中のコルチゾール濃度との関連を調べました。
結果として、以下の内容がわかりました。
・メキシコのコホート(集団)において、平均のコルチゾール濃度とストレス指標が高くなっていました( 平均のコルチゾール濃度6.0pg/mg vs. 4.7pg/mg 、平均のストレス指標 12.4 vs. 11.7)。
・ストレス指標が1点高くなるとコルチゾール濃度が1.4%上昇していました。
・ストレス指標が最も高いグループ(4分割)では低いグループに比較すると24.3%コルチゾール濃度が高くなっていました。
要約:『ストレスが強いと毛髪中のコルチゾール濃度が高くなる傾向がある』
ストレスがどの程度なのか客観的に評価する上で、コルチゾール濃度のような生理学的な指標があることは非常に役立つと思われました。
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