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思春期以前の子どもで希死念慮が増えている


以前から様々な国で、思春期における希死念慮(自殺願望)が増えており、実際に完遂される自殺も増加傾向にあることをお伝えしてきました。

しかし、もっと早期でも、私たちが予想するよりもずっと多くの子どもが自死を本気で願うことがあるのかもしれません。

Suicidality in a Community Sample of Early Adolescents: A Three-Phase Follow-Up Study

地域集団における思春期初期の希死念慮(自殺念慮)

スペインにおける研究で、平均10.2歳の1514人が調査の対象となりました。

子ども向けのうつ症状の指標や精神症状全般に関するスクリーニングテスト等を3相に分けて行いました。

相によって多少のばらつきはありますが、全体として15~18%は希死念慮(自殺念慮)を抱いたことがあるという結果でした。

特に希死念慮の危険因子となっていたのは、男児では希死念慮に至る直前のうつ症状で、女児では不安、強迫症状、低い社会経済的境遇の組み合わせでした。

論文では予防のためのプログラムの必要性が述べられていましたが、臨床の現場では、まず比較的年齢の低い子どもであっても、希死念慮(自殺願望)について丁寧に聞き取り、真剣に受け止めることが重要であると思われました。


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