環境汚染と精神疾患発症との関連について

以前にも大気汚染が精神疾患の発症率に影響するという内容についてご紹介したことがあります。
昨日、ご説明した多遺伝子スコアからみた遺伝的要素の貢献等、精神疾患発症に対する遺伝的素因のなす役割は大きいのですが、それですべて説明できるというわけではありません。
多くの精神疾患が遺伝的素因と環境との相互作用によって発症すると説明されており、遺伝的に発症リスクが高い場合には、特に環境的要因を軽減させる対応が重要であると考えられます。
今回は、アメリカとデンマークのデータベースをもとに環境と精神疾患との関連を調査した大規模な研究について説明させてください。
アメリカとデンマークにおいて環境汚染は精神疾患発症リスクの上昇と関連がある
アメリカにおける1億5,000万人以上の保険データとデンマークの約140万人の疾患登録データについて調査されました。