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多価不飽和脂肪酸は不安にも有効である


先日まで、魚類等に含まれる多価不飽和脂肪酸が、うつ病の予防や治療に有益であるという内容をご紹介してきました。

今回は、他の頻度の高い症状として高度の不安に対しての効果を確認した分析について説明させて下さい。

オメガ3多価不飽和脂肪酸の使用と不安の重症度との関連

2,240人の参加者(11ヶ国)を含む11の臨床試験が分析の対象となりました。

結果として、偽薬での対照を置いた試験とそうでない試験でも、多価不飽和脂肪酸の摂取が多い場合の方が不安の重症度が低くなっていました。

特に不安を主な病状として診断を受けている医療レベルの不安を有するグループの中での方が、多価不飽和脂肪酸摂取の効果が大きくなっていました。

具体的な量としてはEPAの総量で、1日2000mgを境界として、明らかな差を認めており、特に著しい不安を認める場合、中心となる薬物療法等を続けながら、(医薬品やサプリとしてだけ摂取しようと考えるとハードルの高い量ですが)凡そ2g/日以上の摂取を心がけると良いと思われました。

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