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ADHDに対するrTMSやtDCSの有効性


ADHDに対してrTMS(反復経頭蓋磁気刺激療法)等の脳への物理的刺激による治療が行われる場合があります。


今回は、rTMSやtDCS(経頭蓋直流電気刺激)等の物理的な刺激がADHDに有効なのか調べた研究のメタ・アナリシス(複数の研究を分析した結果)をご紹介します。


ADHDの成人・子どもに対する非侵襲的脳刺激


2019年までに発表された18本の論文(rTMS4本、tDCS14本、ADHDの罹患者311人を含む)が分析の対象となりました。


結果として 、以下の内容が示されました。

①多くは背外側前頭前野が刺激部位として選ばれており、1~5回の刺激で一部の機能(処理速度等)が改善を示していました。

②不注意等の臨床的症状については、有効であるという十分な証拠はありませんでした。


つまり、“現在までのところ、rTMSやtDCSはADHDの一部の機能を改善する可能性はあるが、不注意などの中心的症状に有効であるという十分な証拠はない”ということです。


実施回数や刺激部位などの条件を最適にして、比較的規模の大きな信頼性の高い研究計画で、有効性の確認ができると望ましいと感じました。

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