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PTSDと(自殺に限らない)早期死亡との関連性については以前から指摘があります。
PTSDにうつ病を合併した場合の、早期死亡のリスクに関して調べた研究をご紹介します。
うつ病を合併したPTSDの早期死亡との関連
研究の対象となった女性看護師51,602人(研究開始時の平均53.3歳)のうち、4019人がPTSDの強い症状がありました。
さらにそのうち凡そ半分の2,093人にはうつ病の合併が疑われる症状があり、その場合にはPTSDやうつ病がない例に比較して、9年間の追跡で4倍近く死亡のリスクが高くなっていました(ハザード比:3.8倍)。
また、BMIの低下や非喫煙、運動習慣、婚姻関係の維持は、死亡が発生する割合の軽減に関連していました。
死亡については、自殺に限らず、様々な身体疾患によるものが含まれており、PTSDに気分障害を合併する場合には、特に全体的な身体的健康にも留意する必要性を感じました。