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ある種類の腸内細菌の減少がアルツハイマー病に結びつくかもしれない


以前から腸内細菌の構成(腸内細菌叢)が様々な神経・精神疾患と関連するのではないかと言われています。


今回は、ある種の腸内細菌が減少しているとアルツハイマー病のリスクとなるかもしれないという発表が、アルツハイマー病の学会 Alzheimer's Association International Conference (AAIC) 2023 で行われたのでご紹介します。


循環器疾患のリスクに関する大規模な研究 Framingham Heart Studyのデータを元としており、認知機能低下のない140人(平均56歳、54%が女性)を対象としています。


アルツハイマー病の原因物質とされるアミロイドとタウ蛋白の蓄積を調べる画像検査の所見と腸内細菌との関連を調べました。


結果として、抗炎症作用のある物質を産生すると言われている2種類の腸内細菌(ButyricicoccusとRuminococcus)が少ない時に、アミロイドとタウ蛋白の蓄積を示す予見が増加していました。


今までも、腸内細菌と神経変性疾患との関連性は指摘されてきましたが、特定の種類の腸内細菌の関与が示されることによって、今後の検証がさらにすすむことが期待される内容でした。



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