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ダイエットには様々な心理的工夫の積み重ねが効く


食事療法や運動療法、物理的療法、サプリメントを含む薬物(的)手法等、様々な方向性を持ったダイエットがあります。あまりにも多岐にわたり、これが一番というような結論は得にくい状況ですし、実際にそのような「結論」は存在しないのかもしれません。


各自が自分に合う方法を模索しながら行っており、どの方法を採用するかは、(それぞれ一定の効果を認めるか、それを唱っているため)どの方法や指導者(主唱者)を信じるかというレベルの問題である可能性もあります。


今回は、多数の人が参加したダイエットプログラムで大幅なダイエットに成功し、その後も体重を維持されている方では、どのような特徴があるのかを調べた研究をご紹介します。


長期的ダイエット成功者における行動療法的/心理療法的戦略


4,786人の長期的ダイエット成功者(平均して24.7Kgの体重減、3.3年維持、現在のBMIは27.6)を、528人の肥満を伴い体重が安定しているグループ(過去5年間の体重変化は2.3Kg未満で、現在のBMIは平均38.9)と比較しました。


結果として、ダイエットに成功しているグループでは①健康的な食事内容の選択、②セルフモニタリングの習慣、③心理学的戦略の採用、④渇望を無視できる傾向等が認められました。


影響を強さを示す指数では、食事内容が0.52、セルフモニタリングが0.40と、行動療法的手法が食事内容への配慮と比肩する影響をもつ可能性が示されました。


カロリー摂取の制限や必要な栄養素を摂取する等の食事内容のテーマは普遍の部分かもしれませんが、行動療法や心理療法等、様々な工夫を積み重ねて、目標に到達し、努力の結果を維持している様子が伺われました。


#ダイエット



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