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診断をつけることによる影響


先日、ADHDの診断をつけることの影響について調べた研究をご紹介しました。


今回は、一般的に診断(がん以外)をつけた時の影響について調べた文献調査(システマティック・レビュー)をご紹介します。


Consequences of a Diagnostic Label: A Systematic Scoping Review and Thematic Framework

診断名をつけることの結果


診断名の機能を内容に含む146の研究(オリジナルが128、レビューが18)が、調査の対象となりました。


診断名の機能は以下のようなものがあげられました。

・心理的インパクト(ポジティブ/ネガティブ、社会的/自己の同一性、偏見)

・サポート(増加、減少、関係性の変化、専門家との交流)

・将来の計画(行動、不確定要素)

・行動(利益のある、不利益な変化)

・治療効果への期待(ポジティブ/ネガティブな経験)


要約:『診断名をつけることによる影響はポジティブ/ネガティブ、心理的/個人的/社会的なもの等、非常に多岐にわたる』


診断を伝える時には、そのことによりどのように心理的、社会的影響を与えるのかにも検討が必要であると思われました。



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