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ウェブやアプリのフィードバックで危険な飲酒を減らすことができるかもしれない


アルコールやその他の物質、ギャンブル等の様々な依存(乱用)に関して、自分を行動を客観的にみるためのモニタリングが重要であると言われます。


今回はアルコール消費や衝動性などを評価してフィードバックを行うことで、アルコール消費がどのように影響を受けるかを調べた研究をご紹介します。


Impact of personalized alcohol intake and cognitive feedback on alcohol use behavior in hazardous drinkers: A quasi-randomized trial

危険性のある飲酒者に対するアルコール消費や認知に関するフィードバックの効果


メルボルン大学の心理学を専攻する1回生で、436人(平均21.27歳)が対象となりました。


そのうち、およそ半数にウェブやスマートフォン・アプリを用いてアルコール消費や認知的側面に関するフィードバックを行いました。


結果として、以下の内容が示されました。


・フィードバックなしに比較して、アルコール消費に関するフィードバックのみでは31%、さらに衝動性に関するフィードバックを追加したときには50%アルコール消費が減少していました。


・減少量はウェブにアプリを追加したかどうかに無関係でした。


・危険な飲酒ではない場合には、飲酒量の変化はありませんでした。


要約:『ウェブやアプリを介して飲酒量や認知に関するフィードバックを行うことで、飲酒量を減少できるかもしれない』


飲酒量と衝動性の両面から情報提供を行うことで、飲酒行動が大きく変化する点が大切であると思われました。



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