禁煙に使用される薬剤として、日本ではニコチンパッチやバレニクリンがありますが、効果には個人差が大きいようです(禁煙外来での成功率は7~8割と言われています)。
今回は、ヨーロッパでは禁煙の支援として用いられている植物由来のアルカロイドであるシチシン(シチシニクリン)の禁煙効果を調べた研究をご紹介します。
Cytisinicline for Smoking Cessation
A Randomized Clinical Trial
シチシニクリンによる禁煙効果
毎日喫煙を行っていて禁煙を希望している810人(平均52.5歳、54.6%が女性、平均喫煙数19.4本/日)が対象となりました。
シチシニクリン6週間、シチシニクリン12週間、偽薬の3つのグループに分けて、禁煙の効果を確認しました。
結果として、以下の内容が示されました。
・シチシニクリンを服用した場合、6週間と12週間いずれにおいても、偽薬より禁煙効果が勝っていました(例として、シチシニクリン6週間服用を行った場合の禁煙率について、3~6週でシチシニクリン25.3% vs 偽薬4.4%。3~24週でシチシニクリン8.9% vs 偽薬2.6%)。
・シチシニクリンの主な副作用として吐気、悪夢、不眠がありました(10%未満)。副作用のための中断は2.9%でした。
要約:『シチシニクリンは副作用は軽度で、禁煙に対して有効である可能性がある』
アメリカでの認可もまだ行われていないようですが、今後の禁煙治療の選択肢として可能性のある薬剤であると思われました。
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