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男性ホルモン投与によってADHD症状が軽減する例があるかもしれない


ADHDの治療に使用されるメチルフェニデートでは、副作用として性的欲求が減少することがあります。


今回は、このようなメチルフェニデートの副作用治療のために男性ホルモンを使用したところ、ADHD症状も改善したという症例報告をご紹介します。


Improvement of attention deficit/hyperactivity disorder (ADHD) in three adult men during testosterone treatment: a case series

テストステロン療法中の3症例に現れたADHD症状の改善


症例の一つをご紹介します。24歳の男性で、ADHDの治療のためにメチルフェニデートを内服していました。


メチルフェニデート開始後に出現した性的欲求の喪失に対処するためテストステロン含有の塗り薬を開始しました。


テストステロン含有薬剤の塗布を開始後、期せずしてADHD症状の改善を経験しました。


その後、テストステロンのみの治療でも、効果が持続していました。


その他の症例でも、同様に長期にわたってテストステロンによると思われるADHD症状改善を認めていました。


要約:『テストステロンの塗り薬でADHD症状が軽減する場合があるかもしれない』


男性ホルモン(テストステロン)が実際に低下している場合に限定されますが、上記のようなホルモン療法で改善するADHD傾向が存在する可能性が考えられました。



もりさわメンタルクリニック:https://www.morisawa-mental-clinic.com/

rTMS治療:

YouTubeチャンネル(オンライン講座):https://www.youtube.com/channel/UCd8RS50q_Ol_x82AL9hhziQ

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