自然に接することで精神衛生が向上することが以前から指摘されてきました。
今回は、画像検査を用いて自然が脳に与える影響を確かめた研究をご紹介します。
How nature nurtures: Amygdala activity decreases as the result of a one-hour walk in nature
自然がどのような影響を与えるか:自然の中で歩くことで扁桃体の活動が低下する
63人の健常者のボランティアが対象となりました。
1時間、森の中で散歩をするか、人通りの多い商店街を歩いて、その後のストレス刺激に対する反応をMRI画像で調べました。
結果として、以下の内容が示されました。
・森の中を散歩した場合には、扁桃体の社会的ストレス課題に対する反応が低下していました。
・商店街を歩いた場合には、ストレス刺激に対する反応に変化はありませんでした。
要約:『森の中を歩いた後には、ストレスに対する反応が低下していることが画像検査でも確認できる』
都市生活をしている場合と、自然の中で生活している場合では、同じようなストレスを経験しても、脳の反応は異なる可能性が考えられました。
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