アルツハイマー病の幹細胞治療

幹細胞という様々な細胞に変化し得る細胞を用いて疾患の治療を行うことを、「幹細胞治療」と呼んでいます。
最も一般的には骨髄移植における適用が知られていますが、現在インターネットで検索すると美容目的のものが急増していることが分かります。
幹細胞が持つ、あらゆる細胞に分化し得る「多能性」という性質から、幹細胞治療の応用範囲は広く、現在、神経変性疾患、循環器疾患、糖尿病等への適用に向けて研究がすすめられています。
今回は神経変性疾患の一つであるアルツハイマー病の幹細胞治療に関する特集記事をご紹介します。
Stem cell therapies for Alzheimer's disease is it time?
アルツハイマー病に対する幹細胞治療
アルツハイマー病に対する幹細胞治療は現在2つの臨床試験が終了し、9つが進行中です。様々なタイプの幹細胞が用いられ、投与方法も静脈注射、皮下注射、頭蓋内投与が試みられています。