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交流電流による脳刺激が認知機能に与える影響


交流電流による脳刺激(tACS)で認知機能が改善するのではないかという指摘があります。


今回は、tACSが認知機能にどのように影響を与えるのかを調べた研究の分析(メタ・アナリシス)をご紹介します。


A meta-analysis suggests that tACS improves cognition in healthy, aging, and psychiatric populations


tACSの認知機能に与える効果について調べた研究102本(2,893人の参加者)が分析に含まれました。


結果として、以下の内容が示されました。


・tACSは認知機能の複数の領域(ワーキングメモリ、長期記憶、注意、遂行機能、流動性知能)で軽度~中等度の効果を認めていました。


・tACSの治療中(“オンライン”効果)よりは、治療終了後の効果(“オフライン”効果)が大きくなっていました。


・刺激部位の最適化や複数部位の同時刺激等が行われている時に効果がより大きくなっていました。


要約:『交流電流による脳刺激は複数の領域で認知機能の改善効果を認める可能性がある』


効果の持続期間や副作用などが気になるところですが、電流による脳刺激が何らかの認知機能改善をもたらす可能性が考えられました。



もりさわメンタルクリニック:https://www.morisawa-mental-clinic.com/

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